「はたらく魔王さま!」1巻
読んで思ったのは、ほんとアニメは良くできてるなぁという事。原作で冗長になりがちな部分はすっぱり削って流れ的に必要なシーンは入れるって方針で、漫画版とかだと大してギャグでもない部分もきっちりギャグとして描いてるというのがね。
一番いい変更部分は原作だと六畳一間から始まるシーンが、アニメだとエンテイスラの解説から始まってるとこですね。あれのおかげであんだけ猛々しい魔王が人間界で堕落してるって感じがモロに伝わってきたんで。
あとは、エミリアが人間界来てどんな生活してるかってシーンの追加。「これじゃあいつらと変わりないじゃない!」の。あれ原作に無いのよね。てっきりアニメで描写縮小してんのかと思ったらもともとそんなの無いっていう。
エピローグ部分を次の回に持ち越したのは…まあ尺の都合なのか?
原作で出すの早過ぎないか?と思った天使の羽ペンの部分はうまいこと削られてるけど、6話でなんで恵美がこれからは性蜂起回復の手段をあくせく探す必要はないなどと言っていたのかが若干意味不明ではあったな。まあ、あとに聖法気が送られて来たりしてるんで正直役割としては被るよね。ネタバレ気味だったんで削ったのは確かに正解。
- 作者: 和ヶ原聡司,029
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