枡狐/蛙空「ほむらリベンジ」2巻

 

魔法少女まどか☆マギカ ほむらリベンジ! (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

読んでて辛い…。

やってることはTVアニメ版とほとんど一緒で構図や表現にちょっとアレンジ加えてる程度で。そのアレンジがいい方に向いてるかって言うとそうでもないという…。

なんか「俺たちならもっとうまくコミカライズ出来るぜ」って言ってるように感じる。(あとがき読む限りだとそう考えてはいなさそうだけど)

作者は東方系の同人作家だからこういう描き方になるのかな。

キャラの顔が変わるのはしょうがないけど、服の特徴やら模様やら髪型やら眼の色やら身長やら、ゲーム内の立ち絵で読み取れるところは忠実にしてないと色々と文句が出るみたいだからね。

あとあのゲーム的な弾幕を漫画どう表現するか。ってのもね。そのまんま漫画に出来るわけもないから、あれを三次元的に解釈して描かなきゃならんと。完全な別物にするのはNGで、ある程度のアレンジを加えながらも、基本の造形は原作に忠実でなければならないという…。

GoldenPeDoneはそういうの得意みたいだしね。

まあ、この手法は元が曖昧ではっきりしないZUN絵だから有効なわけで、予めアニメでキャラデザきっちり決まってるまどか☆マギカじゃ単なる劣化コピーにしかならないという…。まあ、相性悪かったんだろうね。

第一話はギャグだからよかったけど、以降はね。まじめに本編に対抗しようとすると勝ち目はないわけだしねぇ。

まあ、完全に人選ミスなわけだけど。さすがに担当も気づいたのか後には本編にほぼ関係ないジャンヌ・ダルクを主人公にした漫画やらせてる。

初めっからそうしとけよと思わなくもないけど、東方系同人作家のきららデビューの末路ってのを知ってると一概にオリジナルやらせた方が良いとも言いづらいな。ま、たるとの売り上げ次第では東方に出戻りする可能性があるわけだが。というか、もう出戻り組に片足突っ込んでないか？まあ、夢喰いメリーみたいに同人の頃からのファンが買ってくれるみたいな状況もなんか期待出来なさそうだしね。

ところで、前に同人誌見た時は枡狐も蛙空も漫画描いてたけど、今回のは明らかに作画が枡狐ですよね。蛙空は脚本担当なんかね。それとも、メインと背景仕上げみたいな感じなのか？

 

魔法少女まどか☆マギカ ほむらリベンジ! (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

魔法少女まどか☆マギカ ほむらリベンジ! (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)