「デンキ街の本屋で働けばオタ充できると思ってたのに!!」『水あさと短編集 宮田書店へようこそ!』
宮田書店へようこそ!―水あさと短編集 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
- 作者: 水あさと
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2014/05
- メディア: コミック
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短編集と書いてあったから雑誌発表の読み切り収録してんのかと思ったら、大半は作者が同人誌(オリジナル)として出してた話が収録。
帰れない二人
早々に、あっこれ気があるの気づいてるのに気づかない振りしてるパターンだな…と。
あとがきの落ちが秀逸だね
ファミレスの住人
なんだか良くわから話でしたなぁ。アイがどっちかと付き合うとかそういう問題以前に。
その、一回店から出て行ったのには何の意味が?いや落ちの為なのは分かるけど。
どっちかと付き合うとか以前にどっちも友達でいよう的な話にはならないのか?結局この点に関してギャグにしても真面目にやるにしても、オチを付けてないせいか、「何か見逃したかな?」みたいな感じがする。
真面目に考えると
- 登場人物の名前はファミレスから取ってる
- どっちを選ぶかという二択
と言う点からして経営統合とかM&Aの話かな?
個人的には、ヨヘイとサトが付き合うみたいなオチになると予想。
これが気に入ったら、「めいなのフクロウ」とか読んでみると良いかもしれんね。水あさとのファミレスライフが描かれてる。
制服の下にある魔法
制服魔法みどりちゃんのプロトタイプ。って書き方が一番ピンとくるかな。
制服着てるとなぜか魔法が使える三人の少女の話。みどりちゃんと違って男も魔法使える。
押子ちゃん顔変わり過ぎやで…
たべる部
調理部を舞台にした四コマ漫画3編。読み切りで2編、書き下ろしでもう一編。
「部長に威厳はありません」系のダメ部長とS部員の居る調理部へ入部した子の話。
読み切りで人気出たら連載の流れだったらしいけど人気なかったのかお流れになった模様。芳文社系だとまどかのアンソロにも書いてましたね。あんまおもんなかったけど。
宮田書店へようこそ
「デンキ街の本屋さん」とは違って普通の書店でバイトしてる子の話。
「めいなのフクロウ」といい「マジカルシェフ少女しずる」といい、水あさとは目つきの悪い男と女主人のカップリンクをしたがるタイプなのか。「デンキ街」で言うとタイシとひおたん組み合わせるようなもん。
店長外道過ぎやで…
デンキ街の本屋さん みかんブックスの場合
デンキ街の本屋さん1巻に登場してたみかんブックスの店員たちの話。うまのほねとはまた違った構成のキャラを揃えててコメディ要素はあるけどラブは無さそう。やるとしたら先輩のハーレムになるな。
- のはら
- 団子頭のバイト店員。元気いい系。オタ充できると思ってデンキ街の本屋でバイト始めたが結果はお察し。アニメである程度秋葉原の書店の知名度上がったらリアルに出そうなタイプの人間。主なセリフ「デンキ街の本屋で働けば楽しい仲間とやさしい先輩、男女比1:1でいいかんじに恋が生まれると思ったのに…オタ充できると思ってたのに!!」
- たまちん
- チェック柄シャツにメガネのバイト店員。何だか名前が卑猥。ぱっと見「うみおの妹かな?」と言いたくなる見た目をしている。BL好きなのも似てるが巨乳。地味メガネで巨乳と言う薄い本向けな気のするキャラ。主なセリフ「違うっ!先輩はそんなこと言わないっ!」
- 漆黒の凶鳥
- 上2人ひらがなだったのに急に変な名前。呼びにくいのか他の店員には「しっこく」と呼ばれている。ゴスロリで金髪ショートのバイト店員。元ネタは「地獄のミサワ」のルシファーかな?それ以前に「神崎蘭子のパクリかな?」言われそうけど。羽が片翼なのがもうな…。主なセリフ「牢獄で特典を入れ続けろ、センパイーーーッ!!」「貴様には一生二次元ロリしか愛せない呪いをかけてやるぅーっ!!」
- 花田和人
- 目つきの悪い丸メガネの社員。アルバイトではない模様だが、バイトの三人からは先輩と呼ばれている。真面目に仕事しないバイト店員たちに制裁を加える役どころ。もうまんま宮田書店のタケオをイケメンにした感じ
- 店長
- ガチムチ
内容としてはバイトの三人が本を積んだり崩したりおっぱい揉んだりして遊んでるところに店員の花田が鉄拳制裁を加えるってパターン。
某果実系書店がモデルらしいけど、少なくとも秋葉原のメロンブックスではないよな…あれ店舗が地下だし、入り口自動ドアもないし。*2
1巻のみかんの看板とかどう見てもK-BOOKSなんだよなぁ…。入り口自動ドアですぐ売り場ってこと考えると、どうもAkiba ZONEの店舗を参考にしてるっぽい…。本当メロンのどこを参考にしてるんだろう。緑の棚と積み方か?でもうまのほねでやってるしな。
そもそもメロンって果物じゃなくて野菜なんで全然別なとこを指してる可能性が…。
今までとら一色だった「デンキ街」に初めて明確なメロン系キャラが出てきたせいか、以降メロンブックスの「デンキ街」特典はこのみかんブックスキャラばっかりになる。
「宮田書店へようこそ!」には冊子「みかんBOOKSの人々」
「デンキ街の本屋さん4」には冊子「みかんBOOKSの人々2」
とまあ、そんな感じで単行本出る度に毎回小冊子を特典で付けてたらしい。7巻以降は大分下火になったのかイラストカードとかに留まってるけど。
7巻特典
8巻特典
集め始めたのがアニメ化決定以降なんでこのぐらいしか持ってない。
とらのあな特典の小冊子は以降の巻にエクストラとして収録されてるけど、メロンブックスのは未だに収録されていない。もしかしたら短編集に載るかも知れんけど。
男子トイレで待ち合わせ 水あさと短編集 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
- 作者: 水あさと
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
- 発売日: 2014/10/23
- メディア: コミック
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この作品が雑誌に載った2012年6月ごろにはこのラピュタ積みを元にした天空城がメロンに実際に出来てたらしい。
http://blog.livedoor.jp/geek/archives/51346677.html
これに留まらず、四巻でた時とかはメロンブックスの看板をみかんブックスにしたりとプッシュさがハンパなかったようで…。
ていうか、これが雑誌に載った時、「ラピ○タ積み以外はノンフィクション。全てのデンキ街の本屋はこうだと思って頂きたい!」とかPOPに書いてるんですが、それはいいんですかね。ぶっちゃけバイト店員まともに仕事してない。一人はやたらと物理の限界に挑戦した積み方にしたがる。一人はそんな本崩して「本がゴミのようだ!」とか言ったりしてる。後やたらとらを敵視したがる。電気街の本屋で働いてヲタ充しようと思ったら、同性ばっかで恋愛に発展する余地がなかったみたいな。そんな店員ばっかなんですが。
まあ、ある意味メロンブックスの本質を表してると言っても過言ではないかもしれない。何しろメロンタワーとかをアキバブログがやたらと紹介するからそれで調子乗って何かと積みまくる。メロン積みは写真で見るとすごい作品に見えるが実際見るとそんなんでもない。第一、店が狭くて人でごった返してるのでゆっくり見る暇もない。正直そんな客寄せメロン積みとかに労力割くぐらいなら、もっと本質的な「店舗が狭い」ってとこを何とかしてほしい。メイトやK-Booksだってあんなに売り場面積広いのになんでメロンだけあんな狭いんですかね。
- 作者: 三津田信三
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/10/16
- メディア: 文庫
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