J・G・バラード『ハイ・ライズ』
初めて買ったSF小説は、ド嬢に影響受けて買った「ハイ・ライズ」で、買ったその日にブックオフに売り飛ばしました!
SFなんて、それでいいんだよ
- 作者: J・G・バラード,村上博基
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2016/07/11
- メディア: 文庫
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それにしても、ラノベだって滅多に1000円超えなんてしないのに、このうっすぺらい文庫本が1000円近いとはね。学生さんに買える値段じゃないよな。
確かに本の価値は文字の数やページ数では決まるものではないが、だからといってこいつが面白いってわけではない。
冒頭から主人公が誰かの尻の肉食ってるシーンから始まるし。
取り敢えず主人公は離婚後にこの高層マンションに引っ越して来た医学部講師。身の回りの説明やらの段階でまだ話は進んでないですね。上の階からベランダにワインボトルが落ちてきた辺りです。
まだ序盤じゃねーか。
だって読みにくいんだもんこれ。
大体さぁ、文学的に優れてるって言っても、それは原語での話であって。訳書になると、翻訳者が文学者でもなけりゃ文学的な文章に出来るわけがないと思うのだが。それこそ村上春樹あたりに翻訳させるべき代物じゃないんすかね。
つうか、これ映画になってるらしいんでそっち先見たほうが良さそう。原作読んで映画見て通ぶるとかやるにはレベルが高すぎる。多分読み終わるより、映画がレンタル落ちするほうが早い。