コードギアス亡国のアキト 感想
一応全部見ての感想。
【Amazon.co.jp限定】コードギアス 亡国のアキト 最終章 (初回限定版) (ビジュアルブック Part II付) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2016/04/22
- メディア: Blu-ray
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- Q.結局シン・ヒュウガ・シャイングのギアスはなんだったの?
- A.不明
見終わった後だといわゆる「時間の無駄だった」って感想が思い浮かぶ。結局絵やCGは良いんだけど、それを生かすだけのストーリーが出来ていたとはいい難い。
まあ、CGは確かに1章段階だと凄いってなったけど、2章以降はなんか微妙。無闇矢鱈とアングル変えすぎて何やってるのかさっぱり分からんのよね。ufotableぐらいのレベルに抑えてくれるならまだしもこれはやり過ぎ。
ストーリーは凡庸で山なし落ちなし意味なし。一番盛り上がったのが1章って酷い状況。何でこんなストーリーで5章も映画作れたんだろう…
キャラクター
なんというか、コードギアス本編からキャラ持ってきて劣化させたって感じのキャラしかいない気がする。
シン・ヒュウガ・シャイング
シンクーのパチもん。おかんが浮気してたのに絶望して一家全員鏖にした。その後の行動原理は不明。長距離輸送機の存在を知った後は、ブリタニア本国に長距離弾道ミサイルを打ち込もうとしてた模様。ギアスの力で一族鏖にしたあとは、どうやったのか知らんが日本人差別の風潮がまかり通るブリタニア内でブリタニア人の養子として普通に溶け込んでいる。なぜかイレブン嫌いの多いハズのブリタニア内でかなり上の地位にいる。
弟に死ねってギアスかけたらしいけど結局シンでいない。アキトと出会った時も平静な様子で「なぜ生きている」と言ったっきりで、生きている理由についてはそこまで深く考えてはいない。一度は殺そうとした(理由は狂った世界で生きているのがかわいそうだから)弟を味方に引き込もうととしたり行動に一貫性がない。というか、弟にギアスかけた後なんで死体確認しなかったの?
shineをもじって付けられたとしか思えない安直な名前の人。
レイラ・マルカル
本作のルルーシュポジ。参謀、ドジっ子、高貴な家柄だけど今は他家に養子として引き取られてるというルル山と似た経歴を持ってる。だいたい目つきがまんまルルーシュ。
参謀らしいがあんま頭良さそうには見えない。というか、何でそれで作戦上手く行ったのかが全然謎ってパターンが多い。
と言うか軍服でヒラヒラのミニスカってどうよ?
ジュリアス・キングスレイ
ルルーシュ似の人。CMでCCに突っ込まれそうな糞でかい眼帯して、頻繁に水をほしがる。つーかなんだそれ、11eysの主人公か?
ルルーシュと違ってドジっ子属性がないため非常に俗悪に見える。「ナイトメアオブナナリー」のロロみたいなキャラ。
名前ってジュリアス・シーザーからとってんの?3章でちょっと活躍した後は話が終わるまでスザクと幽閉されてた。何しに出てきたの君。
全人類抹殺を計画するキチガイに負けたヘタレ。他のユーロブリタニアの権力者らは軒並み殺されたがなぜかこいつとお付きのスザクは幽閉されただけだった。
ルル山ポジのキャラがいるのになぜか本人連れてきちゃったパターン。
皇帝のギアスのかけ方が甘かったのかあるいは本人じゃなかったのか、R2冒頭では偽記憶になんのギモンも抱いていなかったのに、皇帝陛下に忠実を誓おうとしたりちょっとしたことで苦しんだりしてる。水大好き
ロロ
最後の最後に幽閉されてたスザクとキングスレーを迎えに来るキャラ。確か本編中では意識停止させる能力持ちで暗殺者キャラだったはずだが、ここでは堂々と豪勢な服着て公式に迎えに来ている。そんな堂々と顔見せして良いのか?
つーかそこはVVあたりの出番じゃねーの?
「鬱ごはん」2巻
漫画は1巻から読まなければならないなどと誰が決めたのか。
- 作者: 施川ユウキ
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2016/08/19
- メディア: コミック
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「バーナード嬢」のアニメ化で知った作者の他の作品も押さえておこうかと。そんな気になったもののそんなクソみたいな理由で買うのも嫌だなと思ったのであえて2巻のみを買うことにした。
というか、1巻はサンプル読んだ時点でまず読む気にすらならないので、読みやすそうなこっちに手を付けたといったほうがいいか。一体誰が漫画は1巻から読まなければいけないなどと決めたのか。読む側にとってはそんなものは重要ではない。重要なのはその漫画が面白いかどうかだ。順番などどうでもいい。あとの方から読んだほうが面白いと感じるならそう読むべきだ。順番などクソ食らえ。わざわざ順番にこだわるのは役所人間かA型の人間くらいだ。
で、1巻でサンプル読んだ時点では「ゲロ吐きそう」「メシがまずくなる」「」以外の感想思い浮かばなかったけど、2巻だとそこまで酷くはない。
1巻では冒頭から謎の黒猫が登場する。要するに「みどりの星へ」のドロシーみたいなもんだろう。
- 作者: フレドリック・ブラウン,星新一
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/10/07
- メディア: 単行本
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ということは、実はこの鬱野は作中示されている年齢よりも遥かに年を取ったおっさんだったと言うオチが待っている可能性が微粒子レベルで存在する…?
鬱ごはんのタイトル通り、最近のメシブームに対するアンチテーゼなのかなんなのかとにかくひたすら不味そうなメシの描写が続く。1巻では冒頭からこの黒猫がひたすら食欲を無くすことをつぶやいていて主人公の鬱野はそれを無視してるのかわかってて食ってるのか、そんな黒猫のささやきを無視してひたすら飯を食う。別にうまそうにはせずに
読んでいて嫌な気分にしかならないが、食事を栄養補給程度にしか考えてない人間にはある意味ピッタリなのかもしれない。なにせ最近飯ブームですからね。孤独のグルメぐらいまでなら良いけど、「くーねるまるた」辺りになるともう、「またか‥‥‥‥いい加減にしろよ……」以外の感想が出てこない。
うまい飯を食いたいと思う自分ですらこれなのだから、昼飯をカロリーメイトなんかで済ませたり、毎日牛丼食ってもなんとも思わないような、食に興味のない連中には自分以上にうんざりしてるだろう。
そういう人には多分ぴったりかも知れんね。
いやねーわこれは。
流石に普段から飯食うのうんざりしてるのに、更に食うのが嫌になるマンガなんて読みたくないだろう……。
ちなみに2巻は1巻に比べたらギャグの比率は上がってるし糞猫もあんま出てこないので多少はマシかなぁ。読むなら2巻から読むのをおすすめしますよ。まどか魔獣編同様にね……
イヤミスなんて言葉が流行ってるけど、これはさしずめ「イヤメシ」漫画だな。飯を食うシチュエーションが必ずしも漫画にある様な良いシチュエーションで行われるとは限らない。
本来幸福であるはずの、飯を食う場面が外的要因によって嫌な状況に陥る様を描いている。
孤独のグルメでゴローが失敗したシチュエーションを更に煮詰めたような漫画。
ちなみに最近になってド嬢アニメ化の影響で1巻が無料配信されているようだ。ああ~~1巻買って無くてほんとよかったァァァア
鬱ごはん 1【試し読み増量版】 鬱ごはん【試し読み増量版】 (ヤングチャンピオン烈コミックス)
- 作者: 施川ユウキ
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2016/10/04
- メディア: Kindle版
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2016年秋期アニメ初見
前期見てなかったから結構良さげに思えるな
終末のイゼッタ
これはまあ、宣伝しまくってた割に良さそうな印象。
動きが良い?うーん。そういうとこではないような。
主人公の姫が誰かに似てると思ったらキャラデザがBUNBUN。ということは……乃木園子だこれ。BUNBUNよほどこの金髪ぱっつんなキャラデザ気に入ってるのかな…
ま、声は全然違いますがね。
刀剣乱舞-花丸-
意外にと言うか……艦これと同じく審神者は姿を見せないスタイル。
まあ、艦これでは姿見せないのがNGだったかもしれないけどこっちだとそのほうが良いのかなぁ。層が違うからね。
代わりに指揮するのがへし切長谷部。持ってねぇからなんとも言えんな…
作中のセリフを不自然なくらい使いまくるのも同じ。どうなんだろうなこれは……はじめから本命はufotableのだからそこまで期待してないのかな
魔法少女育成計画
名前は前々から知られてたけどまともに見るのは今回が初めてだなぁ。だってまどか☆マギカの直後に出てたラノベでしょう?読む気しない。しかしタイミング的にはかなり遅くないっすか?
そろそろまどかの影響も脱したと思ったんだろうか。
印象としては幻影ヲ駆ケル太陽に近い感じがする……
がっこうぐらしなんかとは違って初めから非道な展開になるってのはわかりきってるだけにダラダラしてるなぁという印象が大きいな。
早く誰か死なないかなぁ…
バーナード嬢曰く
キャラデザが良くなってるだけじゃなくて声優もそれなりにまともなの採用してるようなので、帰宅部のようにはならなかったようで。
いや凄いな。冒頭の「紙とインクの匂い…落ち着くな…」
「やあ遠藤くん。本はここではないどこかへ、一瞬で連れて行ってくれるね…」
やべーくらい吹いたぞこれ。
漫画で見るとダダのアホなシーンだけど、音声つきだと「やべぇwww正気かこいつwww」って言いたくなるぐらい笑えるセリフやな
はがねオーケストラ
ゆかりん登場するってんでゲームの方はやってるけど、こっちは未だにゆかりん未登場でナニやってんのって感じですわな…。本当に宣伝するつもりあるのかてめェ…。ゲームでも初っ端にゆかマキ出すべきだろ…そんなんじゃ釣れんぞ…。いや、飢餓感を煽りたいのかな。にしてもアニメは初っ端に登場させなきゃ流石にまずくないっすか?3話ぐらいに出て来るの?今のところゲームのキャラで魅力的に思えるのが一人も居ないので結構困りもんである。
3月のライオン
うーん。そういえば何でこれ見ようと思ったんだっけ。
なんか父親との確執と幼女とのふれあいを主軸に据えた将棋アニメ。見たいと思う要素がどこにもない‥‥‥。多分あの「君は僕の恩人だ」のとこのコマ見たもんだから興味出たんでしょうね‥‥
競女
またバカなアニメが始まったな‥‥‥と思ってたら思ったより面白い。バカっぽいというかお色気的な要素があんまなくて単なる競技的な内容になってんだな‥‥。スポ根臭いのかと思いきややってることが凄いバカっぽくて笑えるのが良い
でもあんま大声で人に勧めはしないそんなアニメ
うどんの国の金色毛鞠
うーんこれは無理だな。完全に女性作者の女性向け作品。
カヅホ「カガクチョップ」3巻
1,2巻に比べると随分まともなギャグ漫画になったな。
- 作者: カヅホ
- 出版社/メーカー: ほるぷ出版
- 発売日: 2016/05/11
- メディア: コミック
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Kindle版出てたんで買ってみました。
でも、電子書籍だとカバー下の本体に描いてあるイラストは収録されてないんですよね。糞がっ……!
1,2巻続けて読んでも「キルミーに比べて濃度薄いしイマイチキャラも萌えないし、ギャグも薄めだし何が面白いの?」としか思えなかったカガクチョップだけど、それらに比べると大分面白いと思えるようにはなってるようです。
ところで何で大して面白くない1巻あたりからすでにやたらAmazonのレビュー付いてんですかねぇ‥‥‥出版社何かしてんのかな?
漫画専門店向けの特典カードとかでやたらキルミーとコラボしまくってるからその影響でキルミスト共がやってきたんですかね?
ちなみに帯には「『キルミーベイベー』折部やすな役 『カガクチョップ』鈴園沙衣役 声優・赤崎千夏さん……推薦!!!!!!!!」と書かれている。
へー。キルミーベイベーのアニメ見たことないからどうでもいいや。と言うのはまあ置いておいて、こういうことしながらキルミーから客層引っ張ってきてるんでしょうなぁ。営業努力っぷりに涙出るわ。ちなみにこいつの「『カガクチョップ』鈴園沙衣役」と言うのはカガクチョップの15秒CMのことです。
わざわざ声優同じにしてまで客引っ張ってこないといけないのか……そこまでしなきゃならないならもう辞めたほうが良いんじゃ……。まあ、そもそも本屋に最新刊どころかキルミーベイベーそのものがおいてないというレベルの人気の漫画に何を期待しているのか…
というわけで別にカガクチョップがアニメ化するわけじゃないんで。
ああ、アニメ化といえば、バーナード嬢アニメ化に関して。原作に比べて随分可愛くなった町田さわ子のデザイン見て「やすなじゃんこれ」「CV:赤崎で決定だな」みたいなこと言ってる奴が多くてほんと死ねばいいのに。
カヅホのキルミーベイベーは確かに面白いと思うんだけど、他作品にまで乗り込んでくるキルミスト共に関しては「死ねばいいのに‥‥‥」としか言いようがないですね。
見た目に引きずられてキルミーベイベーと同じ声優にしなかったアニメド嬢スタッフには賞賛を贈りたい。
あとまあ、虚構新聞あたりでもなんか紹介されてるからそれもあんのか?
nlab.itmedia.co.jp
アニメ化は希望持ってもいいけど声優だけは絶対替えろよ?
内容
今回の見所の一番はこれ。
出た…ダークナイト…
色素を変えて肌や服の色を変える発明品が暴走してフェイスペイントでこんな姿に。
いつもの行動が狂っているだけにジョーカーメイクにあまり違和感がない…
まあ沙衣のデザインがよくあるマッドサイエンティストな見た目をモチーフにしてるみたいだし。
ちなみに33話タイトルは「colorful GOREGIRL」。GORE GIRLて…
ついでに色のかわった盛本さん
髪の色を変えるだけでこんなに可愛く
もうこのまんまで良いのでは?
オチで面白かったのは、「奇術:ザ・ギャザリング」(何このタイトルは…)
奇術を自動で行ってくれる箱に閉じ込められて脱出ゲームする羽目になった蓮。時間内に脱出できなければ箱が爆発する。沙衣はノコギリで箱切って助けようとする→あっ、切断マジックになっちゃった→すご~いどうなってるのかしら→ドカ!
ええ…
シュール過ぎてちょっと笑った。
あとは
グロ好きの皆様のためのちょっとグロいシーン
ためらいなくハムスター型チョコを潰す沙衣
この人でなし!
同じくコブラ型チョコに噛まれて(リョナだなこれは
グロ言うか、男根のメタファー
プレゼント(暗喩)にお礼を言う蓮
一話の乗馬マシンといい、この作者はやたら蓮にエロいことやらせたがるな。あんまり蓮自体が性的なキャラでもないので誰が得するのかいまいちよくわからないけど
まあ別にグロくはないな。あとは盛本さんが扇風機に顔面削られたぐらいですかね。
グロって言うなら最低でも首チョンパと内臓ぶちまけぐらいはやらんとな。
あとは人間の肉体を食用に作り変える実験やって生成物を蓮に食わせて「おいし~い!」やらせるとか?
首だけで生かすとか、日光で皮膚が溶ける合成生物とか、首すげ替えとかあたりは子供向けSFにも出てくるので問題ないよね
あとまあ、何でかあとがきでサボ犬が擬人化されてる
かわ…
うーん。正直44話の犬盛園サボ沙柚の方が可愛いからな…
初期は「科学は笑いも創造するよ」とか良く分からんキャッチコピーあったけど、どっちかというと「少し不思議」系よねこれ・・・トンチキっぷりがもう科学じゃなくてSFやん。
本田真吾「切子」
切子、それりょうくんやない……
- 作者: 本田真吾
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2015/03/09
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って謎が解かれるのかと思っていたら、別にんなこともなかった。
一応、過去の因縁やら殺した犯人が誰なのか云々の謎は解ける。が、だからと言ってなんで切子が化物化したのかは謎のまんま。
結局主人公が罪悪感から、アイドル的な切子像で記憶を上書きしてた(すごいな)ってのは良い(良くないけど)として、結局切子の正体は謎のまま。
だって見た目バケモノじみてるだけで、こいつ普通に人間だよね。じゃあ相変わらず「人間がなんで化物になったのか」という謎はついてまわるわけだが。
仮に人間以外の生命体だったとしてもなんでそんなのが学校通ったりしてるんだという謎が。大体自殺した云々の情報が知れ渡ってるんなら一応検死した法医学者や警察からも人間と認定されてるはずだし。死体の情報読み取った異星人が、生前の切子の姿トレースしてるとでもしなきゃ理屈に合わんぞ。
あとまあ最後のシーンは完全にギャグ。「どうやってこの町中をバレずにここまで来たんだ?!」って方が気になって、ゾッとするどころではない。
エレンみたいに任意に巨大化できる体質なのだろうか?途中いきなり消えたりしたから、もしかして瞬間移動とか非実体化出来る特殊能力持ちなのかもしれない。
『いきている首』アレキサンドル・ベリヤーエフ
生き返ったのなら、死んでいなかったのだろうさ
- 作者: アレクサンドルベリヤーエフ,琴月綾,馬上義太郎
- 出版社/メーカー: 岩崎書店
- 発売日: 2003/10/15
- メディア: 単行本
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初出は「バーナード嬢曰く」1巻のあとがき。過去に「合成人間ビルケ」と言うタイトルで出ていたもの。
- 作者: ペリヤーエフ,井上洋介,馬上義太郎
- 出版社/メーカー: 岩崎書店
- 発売日: 1976/01
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キモいというか怖い表紙。これで読んでみたいと思う子供がどれだけ居るのか。なぜもっとコミカルにしないのだろう。
ちなみにこのウェイトリー兄弟の弟の方みたいな奴はビルケではない。ビルケは実験に使われた元踊り子の方
一回タイトルだけ「いきている首」に変わって、その後には表紙も挿絵も変わった模様。
自分も過去に読んだことはあるハズだがタイトルはどちらだったか覚えてない。もう完全に原題の意味に近いタイトルの「ドウエル教授の首」で覚えちゃってて、過去に読んだ時どんなタイトルだったか覚えてないんだよね()。ほんとうに読んだのか?
- 作者: アレクサンドル・ベリャーエフ,原卓也
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1969/01/27
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ちなみに元タイトルの「ビルケ」は新版の挿絵ではこうなっております。
あらかわいい
ビルケは踊り子で、死んだ後ケルンによって首だけ培養される人。その後ケルンから新しい体与えられるが、結局足から腐り落ちてしまう。
と言うか、首と他人の身体繋げただけで「合成人間」ってのは無理あるやろ…
ストーリー
主人公のローランは就職難からケルン博士の助手として働く事になった。ところが、そのケルンの研究室で出会ったのは、先日死亡が報道されていたドゥエル教授……の首だった。なんとローランの仕事はドゥエル教授の首の世話だった。喋れないドゥエル博士の首を世話していくうちにドウエル教授の死の真相とケルンの野望を知るローラン。しかしドウエル教授の研究を完成させたいという熱意に説得され、そのままケルンの研究を手伝うことになる。
そしてある日踊り子ビルケの遺体が運ばれてくる。頭部に損傷のない綺麗な死体だったことからケルンは早速首だけを切り離してドウエル教授と同じように培養を行う。
ケルンの次の実験は人間の胴体と頭部を繋げて一つの人間を創りだすというものだった。
ビルケにぴったりな胴体を入手すべく死体安置所巡りを繰り返すケルンだが、目当ての死体は見つからない。そんな時列車事故が起き、おあつらえ向きな死体が手に入る。ケルンは早速手術を行い、ここに合成人間ビルケが誕生したのだった。
流石に嫌になったローランは病院を辞めようとするが、ドウエル教授の首の真相が暴露されることを恐れたケルンにより精神病院に隔離されてしまう。
一方ビルケは新しい体を手に入れたあと病院から脱走。行方知れずとなる。
(続きは本編で)
感想
うーん。前のと比べて突っ込みどころ多いな。免疫抗体の話とかどうなってんだろ。そんなに簡単に人間の首を生かせられるのか?
相当面倒くさい気がするんだが。手足切り離して胴体だけとかならともかく、首だけとなるとねえ。脳に必要な栄養やら何やらかんやらを生成する必要が。後は老廃物とか。そこら辺大丈夫なのかね。
ちなみにちょっと前に、脳死した人間の身体に全身麻痺の人の頭部を繋げる手術を行うみたいなニュースがあってたんですが。
医学ジャーナリストが指摘する「頭と他人の体の結合手術」の問題点
150人以上のスタッフが必要で、手術時間は36時間に及ぶ。費用は1500万ドル(約18億円)とも
しかも成功確率がかなり低い。
こんな難しい手術を一人でやるなんてケルン、やはり天才か……。
まあ、世界観的に相当未来の話なんでしょうなぁ
「死人を生き返らせる」みたいな表現してるけど、今の基準から言ったら正直生き返ったということは単なる仮死状態だったって事になるよねぇ。単に蘇生しただけ。心肺停止状態から蘇らせるなんてことは全国の病院でも行われているだろうし。法的に死体にはなってはいないと。
ふと思ったんだが、ロボコップと状況的には似てるかも知れんね。
ちなみに海野十三が似たような短編を書いていて、こちらは人間の首に犬の胴体くっつけて生き返らせるとか言う、ええ……何それ……な感じの話でしたね
倫理的にやべーだろと思うような研究だけどソ連の連中ならやるだろうなとなんか妙に納得できる感じでしたね。ちなみに暴露された後のケルンの偽装工作がかなり雑。
ド嬢の2巻読んでやる気無くしたのでド嬢に影響受けて読んだ本はこれにて終了。
ちなみにこの創元SF文庫のやつは100円で買ったんだが、Amazonだとなんか値上がりしてるねぇ…(遠藤並)
- 作者: アレクサンドル・ベリャーエフ,原卓也
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1969/01/27
- メディア: 文庫
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- 作者: アレクサンドル・ロマノヴィチベリャーエフ,田中隆
- 出版社/メーカー: 未知谷
- 発売日: 2013/12
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